人生はゲームセンターみたいなもの
60年近く生きてみて、人生は、結局、ゲームセンターみたいなものじゃないかって思う。
ゲームだから、はまる人は徹底的にはまるんだよ。
仕事というゲームだったり。
趣味というゲームの場合もある。
子育てだって、大抵はゲームでしょう。
子供というクリーチャーを育成して競わせて、勝てばプレイヤーの得点が上がるみたいな。
とにかく高得点とりたくて一所懸命になって。
寝なくても、食事しなくても平気。
何日だって徹夜できる。
それに何の意味があるかなんて考えない。
高得点取れたら大満足。喜んで自慢する。
そういう人は幸せだ。
毎日が楽しくて仕方がないだろう。
そういうゲームがいっぱいあるゲームセンターが、人生。
ゲームが好きでなければ、人生は居心地悪い
一方、ゲームが好きじゃない人にとって、ゲームセンターで時間をつぶすのは大変だ。
ピコピコガチャガチャうるさい。
頭の悪そうなのがいっぱい騒いでる。
イチャモンつけられそうだ。
あるいは、オタクみたいなのが自分の世界に張り込んで、気味悪い。
空気もよどんで、息苦しい。
すごく居心地が悪い。
ゲームが好きじゃない人にとって、人生はそんなところ。
少しは楽しめるゲームで時間をつぶすしかない
でも、誰だって、少しは楽しめるゲームってものがあるはずだから。
一時的なら、仕事や趣味といったゲームだって楽しめるだろう。
飽きたら、また別のゲームを試してみる。
そうやっていれば、なんとか楽しんで時間をつぶせるもの。
そう考えるしかない。
そんな人生じゃ意味がないって?
世界を救えるほどの実力者でもない限り、人生に意味があったかどうかは、死んでみないとわからないでしょう。
