すべてが、結局は無駄だった


今でも、誰かが死んだという記事を見るとうらやましく思ってしまう。


若い人が病気や事故で死んだといったニュース聞くと、私が代わってあげるのにと思ってしまう。


 


でも、急いで死にたいわけではない。


今は、絶望はしていないけど希望もない状態。


希望をなくしたのではなく、熟したって感じかな。


生きてるから何かやらなきゃいけないんだけど、何をやっても昔みたいには楽しくないんだよね。


 


若々しく見えるのが自慢だったけど、ハゲてきて終わった。


鍛えた体力があったんだけど、ぜんそく発症して年齢相応の体力に落ちてしまった。


古典の名著を多数読み世界を旅して、賢くなったけど、社会生活の役には立たなかったようだ。


すべてが、結局は無駄だったともいえる。



でも、満足感がある


でも、満足感があるんだよ。


やることやった感。


全然不幸じゃない、とても幸せだ。


だから、これ以上楽しめないんだろう。



 


一方、昔の仲間で、ずっと会社勤めしてた奴らに会うと、まだやりたいこといっぱいあるとか言ってる。


いつ死んでもおかしくない年齢になってまで、やりたいこと残ってるって、つまらん人生生きてたんだなと思ってしまう。


いつ死んでもいいなんて言うと投げやりな奴だとか言われるけど、私の方が一歩先に人生を満喫したって思ってるよ。