私は気が弱いと思われる理由


言い争いを避ける


たぶん、私は気が弱いと思われてるんじゃないかと思う。

子供のころからもそう言われてきた。

言い返さずに黙ることが多いから。


でも、私が言い返さないのは、相手が怖いからじゃない。


昔ボクシングやってて少しは自信あるから、殴り合いなら受けて立つ。


それよりも、とにかく面倒だってこと。


話してわかるような奴なら、初めから筋の通らんことは言ってこないはずだから。

意地の張り合いから子供じみた口喧嘩に巻き込まれるか、せいぜい負け惜しみの捨てぜりふ吐かれて逆恨みされるか。

だから、余計なリスクは避け、軽く流して立ち去る。

後悔はしないが、ガス抜きはする


と言って、寛容なのでもない。

後になっても、「ああ言ってやればよかったかも……」とかグジュグジュ考えてしまうから。


でも、それは、後悔じゃない。


思い通りにならないことへの、ただのイライラ。

孤独だから、愚痴を聞いて同意してくれる相手もいないし。

自分の中で抱えるしかないから、精神衛生のためのガス抜きみたいなもの。

(達観して気に留めないのが理想で、それを目指してはいるけれど)


ということで、私は気が弱いのではないという結論。


冷静に、無駄なリスクを避けてるだけ。

 

言いたいこと言う人こそ、気が弱い


言いたいことを言うべきだと言う人も多いけど、それだと、結局、トラブルになるか言い過ぎるかの、どっちかにならざるをえない。

ちょうどいい程度に止めるなど、凡人には無理だから。

で、言い過ぎた場合は、なおさら後味悪い。

実際、過去に言い過ぎた後悔はずっと残ってる。


言いたいこと言ったらスッキリしたって人は、相手のことを考えるだけの余裕がないんだろうね。


そういう人の方こそ、気が弱いと言えるんじゃないか。

弱い気しか持ってないから、自分の中で抱えきれずに吐き出してしまうんだろう。

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