人間が一番怖い猛獣になった
「理解しあえると思うのが錯覚。人間関係にうまく対処できなくて当たり前」でも書いたけど、生きづらい原因は、すべて人間への不信だと思う。
人間を信じられないから、被害を受けるんじゃないかという恐怖がいつもある。
太古の昔は猛獣が怖かったわけだけど、今は人間が一番怖い猛獣になった。
負けると、食われてしまいそう。
それで、丸腰では危険だからと、地位や資格といった武器を持ちたくなる。
それがなければ、はったりかまして自分は強いんだぞと一所懸命騒いでる。
あるいは、集団になって身を守るか。
でも、集団の中にも猛獣が必ずいる。
こんな猛獣さえいなければ、生きるのは本当に楽なんだろうけどね。
人間が怖い時は、動物園にいると考える
腕のいい猛獣使いになれれば一番かっこいいのだが、それも難しい。
ここは、動物園にいるつもりになってみようか。
それぞれが違った種類の珍しい生物だと思って、観察する。
噛みつかれたら、次からは注意して避ければいい。
さすがに食い殺されることは滅多にないだろう。
中には、なついてくる可愛いのもいるかもしれない。
そう考えれば、人間への恐怖は少しおさまりませんか。
「誠実でいたいなら、だまされるのは仕方ない」も参照ください。
