経済格差ではなく、人権格差が問題なんだ

金持ちはえらいのか?

金稼ぎたい奴は稼げばいい。

宇宙に飛ぼうが、女優と付き合おうが、勝手にすればいい。

別荘何軒、ベンツ何十台持とうが、知ったことじゃない。

一等地の高級タワーマンション、高級ワインや高級グルメ、高級ファッション。

それが幸せなら、好きにすればいい。

ただ、他人には絶対に迷惑かけないでくれ。

金持ちは社会に貢献した結果だと公言されているが、本当にそうだろうか?

協力してくれる人たちを奴隷のようにあつかっていないか?

大量消費・大量廃棄をあおって、環境破壊に加担していないか?

少なくとも敏感な良心の持ち主には、とても耐えられないようなことをやってる奴らがほとんどじゃないのか?

それで自分は特別だと勘違いしている。

単に金儲けがうまかっただけだろうに。

それを最上級の価値のように、社会は敬い、たてまつる。

そして、金を稼がない人間を徹底的して蔑む。

かのプラトンだって、すでに2500年前に書いていた。

金稼ぎたい奴には、稼がせてやればいい。

でも、余分な権限は与えるなと。

まったく、その通りだと思う。

経済格差がそのまま人権格差になっている

尊厳を失うことなく適度に働けば質素な生活が保たれる社会であれば、経済格差はまったく問題でない。

私と同じように、質素に暮らせば満足な人、ぜいたくに関心のない人、いっぱいいるだろう。

金持ちより貧乏がよい理由」も参照ください。

問題なのは、経済格差がそのまま人権格差になっていること。

質素な生活をしたいなら、多くの場合、奴隷のように働かされる。

さらには、使い捨て社会で、質素な生活すら危うくなった。

結局、金を稼ぎたい奴らの都合のいい社会。

金を稼ぎたくなければ、人間あつかいされない。

人間がもう少し賢ければ、抑圧も貧困もなく、環境も保全する社会を余裕で創れると思うのだが、それができないのは、根本的に馬鹿な動物だからなんだろうね。

質素な生活を望むなら、尊厳は自分で守るしかないようだ。

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