「一流」「三流」って何なんだ?
「一流」の定義がわからない
「一流」はこのように行動し「三流」はこのように行動する、とかいった類の文章をよく目にする。
「一流」になりたければこのようにしなさいということなんだろうけども。
また、そういうのを読んで「一流」になろうという輩がいっぱいいるんだろうけども。
さらに、それをしない人間を「三流」と呼んでバカにしたいのだろうけども。
でも、何を基準に「一流」「三流」を分けているのかがよくわからない。
その類の本を一冊だけパラっと立ち読みして定義を探してみたけど、特に書いてはいないようだった(そもそもアホらしいから、真剣に調べたわけではないが)。
書かずとも、常識でわかるということか。
スポーツとか、ルールがはっきりしてるなら、「一流」「三流」と言うのもわかる。
でも、ルールもなしに、どうやって人間を「一流」「三流」に分けるんだ?
少なくとも、目的によって基準は全く変わるはず。
例えば、狩猟社会では、狩りがうまければ「一流」で下手なら「三流」になるだろう。
金を稼げば「一流」か?
資本主義社会だから、金を稼げば「一流」で貧乏人は「三流」ということか?
しかしながら、資本主義のみならず、民主主義、自由主義でもある。
「道徳」や「倫理」といった言葉もまだわずかながら生き残っており、名目上は人道主義であるとも願いたい。
つまり、資本主義は一面でしかない。
だから、「金持ち」「貧乏」で分けるなら文句はないが、それを「一流」「三流」と言い換えるのは無茶じゃないか。
そもそも、そういうこと言って喜んでる奴らが「一流」とは、とても思えないが。
「一流」より「三流」を目指したい
いずれにせよ、私はそういう「一流」には興味がない。
私が目指したいのは、高貴な「三流」。
宮沢賢治の「雨にも負けず」の世界だろうか。
バカにされながらの質素な生活に満足し、認識を深めながら、できる限り善良に生きる「三流」を目指したい。
私個人の定義では、それこそが超一流なんだけど。
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